福祉実践教室
- 公開日
- 2011/07/05
- 更新日
- 2011/07/05
学校行事
4・5・6年生を対象に福祉実践教室を行いました。
まず始めに、視覚障害者の方を講師に迎え「私たち障害者の願い」と題して、講義を行っていただきました。この講義では、視覚障害者の方にとって毎日を当たり前に生活することの難しさを教えていただきました。
4年生のガイドヘルプの体験を行いました。二人一組になり、目の見えない人の役とその人を助けるガイドヘルプ役に分かれて行いました。
普段みんなが当たり前のように使っている廊下を通って階段を上り下りてくるというコースを通りました。「どこに行くの?」「こわい」「分からない」という声があちらこちらから聞こえました。体験をする中で「右だよ」「あと一段で階段が終わるよ」などと相手のことを考えて、具体的に誘導することができるようになりました。
5年生は、「口話」「手話」の実践を行いました。
口話の実践では「ビール」と「水」、「先生」と「賛成」といった発音が似ている言葉を口の動きだけで読み取る練習をしましたが。みんな、集中して口の動きを見るのですが、なかなか難しく苦労している様子でした。
6年生では、点字を行いました。
点字表を見ながら、点字を読みました。点字一つ一つを読み取るのがこんなに難しいのだと感じていました。
最期に点字を打つ体験をしました。逆さまから打つことと、六つの点を組み合わせて文字を打つことを学びました。点字の仕組みを知った子ども達からは、「工夫しているんだなぁ」と驚きの声があがりました。
今回の体験で、障害者の方が私たちのように生活することがいかに大変かを実感していました。児童の中には、「これから障害者の方が困っていたら声をかけよう」と言っている子もいました。
福祉について深く考えられる機会になりました。